その他,、注意事項

無線機構造上の主な注意点は下記の3点です。

●技適認証を受ける無線機は平成17年12月に改正された技術基準適合に合致した無線機である事。

●その無線機は本体が簡単に開封出来ない構造である事。

●アンテナ形状はホイップ型で長さは2m以下。取り外しが簡単に出来ない構造である事。


「無線機は本体が簡単に開封出来ない構造である事」
型式検定合格機/技術基準適合機のいずれも新品購入時は本体カバーやアンテナ基部など数カ所に「封印」と言われている
メーカー名入りのシールが張り付けてあったと思います。
その封印に代わる物として「いたずら防止ネジ」(トルクスネジ)を各所に使う事で、技術基準適合に合致させることができます。
ただ特殊ネジは一般の流通(ホームセンターなどには、まず置いていない)が極めて少ない事です。
ネジ専門のお店へ行けば、どうにかなるかも知れませんが、私はwebで見つけたネジ専門のお店で購入しました。
ただ数本単位の販売はなく数千本単位になります。
私が購入した3oタッピングネジは2000本です。
余剰ネジは、まだ相当数ありますから、もし必要な方は、ご連絡下さい。郵送料のみでお分けします。


「アンテナ形状はホイップ型で、取り外しが簡単に出来ない構造である事」
本体取り付け部分にはトルクスネジを使う事で対応。ロットアンテナ基部取り付けネジの頭部分はアクリル板+プラリペアで
完全に蓋をしましたが、ここまでやらなくても
トルクスネジでの固定で認証試験はパスします。
アンテナの長さは2m以下です。
技適認証試験を受ける場合、例えばICB-770などは最長寸法が1880oですが、更に長いICB-87Rの物へ交換して
申請する事も出来ます。 形状がホイップ型で長さが2m以下であれば大丈夫だと言う事です。




下記の機種は平成17年以前に製造された型式検定機/技術基準適合機で 
平成17年改定、技術基準対応へ構造変更が可能と思われる無線機の一例です。
その無線機の受信回路はダブルスーパーヘテロダイン方式である事が大前提になります。
これは技術基準適合申請において「副次的に発する電波等の限度、4nw」
この試験項目、シングルスーパー方式の無線機では、送受信の局発周波数が接近している為
バンドパスフィルターで取り除く事が実質不可能で技適基準値の「4nw」をクリアーする事が困難であるという事です。
比較的、新しい(そうは言っても昭和ですけど)PLL制御のICB-790、ICB-880なども無理だと思われます。



SONY系  
ICB−770、R5、707、870、87R など

National系
RJ−580 580D など....

※ハンディー機へフィルター類を内蔵しようとした場合、そのスペースの確保が極めて厳しい事は容易に想像が付くと思います。
 仮にハンディー機で技術基準適合に合致させようとした場合、電池を入れるスペースを、そのスペースとして利用するしか
 手立ては無さそうに思います。
 そうした場合、乾電池での運用が出来なくなる訳で、外部電源Onlyの無線機になってしまいます。
 

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