技術基準適合認証取得に必要な書類など
☆ 技術基準適合認証を得る為に必要な書類は下記になります。
@ 技術基準適合証明申込書
A 工事設計書
B 受験機のブロックダイヤグラム及び使用半導体一覧とxtalの周波数
書類に関しては上記3点です。
☆ 技術基準適合証明、取得に際しての試験費用 (テレコムエンジニアリング社の場合)
◇ 1件当たりの申込基本料 20000円
◇ 試験手数料 (市民ラジオ) 16000円 合計36000円
以下、必要書類の記入方法(例)になります。
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◆工事設計書◆
1.通信方式....単信方式と記入。
2.送信機
(1)定格出力.............0.5w
(2)発射可能な電波の型式
及び周波数範囲.........「A3E」 認められた「8つの周波数」を記入。
(3)発信................水晶制御と記入。
(4)変調.......ドライバー段および終段同時コレクター変調と記入。
(無線機により違いがあると思いますが、現行機種は
殆どの個体がこの方式だと思います。
3.製造者名等.....
製造者名....今回は私の名前を記入
型式又は名称....自分で考えた名称でOK
製造番号......0001
4.空中線
(1)型式及び構成....ホイップ型ロットアンテナ 長さ1990mmと記入。
(2)利得..........空欄
5.付属装置等の種類及び
型式又は名称.......今回の場合は無線機本体のみなので
「無し」と記入。
6.その他の工事設計.....
「電波法第3章に規定する条件に合致している。」と記入。
7.添付図面....無線設備系統図
8.参考事項....当該無線機のマイクインピーダンス(600Ω)
変調度60%になるマイク入力レベルを記入。
4mvは自宅で測定した値なので
正確な変調度60%は試験当日、実測されます。
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添付図面にあたるのが提出無線設備(今回はRJ−580改)のブロックダイヤグラムになります。
下が今回、技術基準適合認証を受けたRJ-580改、ブロックダイヤグラムと部品表になります。
メーカー出しの物が無く今回は私が書き起こしたものです。
部品表は使用している半導体、全てと、各ボリューム、スイッチの役割を記しています。
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ブロックダイヤグラムを見て頂けるとお分かりの様に送信部分以外
殆どは元の回路を利用しています。
無機能化したスケルチ、スタンバイに使われていたトランジスタ/FETは
基盤上より全て取り外し、その機能を無くしました。
スプリアス発射や不要発射、副次的に発生する電波を規定値以内に収める為
送信ラインドライブ段入力前にT型フィルター
ファイナル出力後にLPFを入れています。
BPFは受信ラインの頭部分に挿入。
通過損失が無いフィルターは、存在しないわけでメーカー製の物でも必ずあります。
LPFの通過損失は気になるレベルでありませんでしたが
BPFは通過帯域が狭くなればなるほど通過損失は大きくなります。
RJ−580の場合、37Mhz帯、10.240Mhzの局発からの
漏れ電波(副次的に発する電波)を押さえる為
BPFは必要不可欠ですから通過損失はやむを得ません。
右は使用半導体部品表になります。
使用した半導体は、一部を除き殆ど新品に交換しています。
元々の580とは違う型式の半導体も随所へ使いました。
今回、使用する電源にラジコン用リチウムバッテリーを使った事で
定電圧回路を増設したり、プリアンプを追加したことで、使用する
半導体が増えてしまいました。